発行の上限が価格上昇の要因?
ここ最近は、FXのトレーダーであっても、「ビットコイン」や「仮想通貨」という単語を耳にしない日はないくらい、これらが新聞や一般誌に取り上げられる機会も非常に多くなってきました。
ビットコインに代表される仮想通貨は、インターネット上にのみ存在するお金のようなもの。日本国内でも、ビットコインで支払いができる、ビックカメラのようなサービスや店舗が増えてきました。
仮想通貨は、ブロックチェーンという仕組みで成り立っています。やりとりの記録を、世界中の利用者みんなで保持するため、公平であり、中央的な管理システムは不要です。このブロックチェーンの仕組み自体が、仮想通貨の信用を担保します。
それに対して円やドルなどの法定通貨は、発行する国家への信頼が通貨の信用を担保します。皆さんもご存知の通り、日本の円は世界で最も信用度が高い通貨の一つです。
仮想通貨と法定通貨では、発行の仕組みにも大きな違いがあります。現代の金融政策では、円やドルは実質上無制限に発行できますが、例えばビットコインなら西暦2140年に発行上限に到達する見込みです。まだまだ先のこととはいえ、発行の上限が決まっている、つまり有限の存在であることも、ここ最近の一貫した価格上昇の一因であるかもしれません。
FXと同じようにトレードできる!
仮想通貨を取引するまでの流れは、FXとほとんど同じです。インターネット上で口座開設の手続きをし、免許証などの本人確認書類を送信した時点で口座申込が完了します。その後すぐに登録先住所に届く書類内のコードを会員ページに入力すれば、本口座の開設が完了します。ここまでくれば、クイック入金ですぐに資金を取引口座に移し、実際の取引がスタートできます。
仮想通貨をトレードするための取引口座で、今最も勢いがあるのはGMOコインでしょう。FXでおなじみ、GMOクリック証券と同じグループの口座となります。
そのとき提示されている価格でほぼ取引ができて(スリッページが発生する場合あり)、入金手数料がないというメリットもさることながら、FXのようなインターフェイスでトレードできる点が、私たちFXトレーダーにとっては嬉しいですね。
パソコンとスマートフォンのトレードソフトを使えば、FXのデイトレのような感覚で、チャート分析からトレードまでをスムーズに行えます。チャート分析では、見慣れたローソク足に移動平均線や平均足、ボリンジャーバンド、RSI、ストキャスティクスなどを表示可能。迷うことなく、仮想通貨のトレードが開始できるはずです。
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土日でもガンガン動くボラが魅力
さらにFXと違って土日でもチャートが動いているので、平日にはなかなか時間が取れない方にもお勧めです。
※GMOコインのチャート
上の画像は、ある土日のビットコイン1時間足チャートです。仮想通貨は週末でも高いボラティリティ(変動幅)になることもしばしば。チャートに見られる2万円の上下動は、価格の4%ほどの変動幅ですが、これをドル円に直すと4〜5円の上下動になります。ドル円が数日でここまで動くことはほとんどなく、仮想通貨はそれだけボラティリティが高いといえます。
仮想通貨と円やドルの違い
ビットコインなど仮想通貨と、円やドルなどの法定通貨は、ともに「通貨」ですが、性質は全く異なります。一番の違いは、法定通貨は日本や米国の国家としての信頼が信用を生むのに対し、仮想通貨はブロックチェーンという仕組みが信用を生みます。また発行上限の有無も重要です。
GMOコインで取引をする3つのメリット
1.店頭取引ならではの約定力
GMOコインは、取引所取引ではなくFXと同じ店頭取引の仕組みであるため、基本的には表示されている価格で取引が成立します。また、最大25倍のレバレッジをかけることができるので、少ない資金でも仮想通貨のトレードに参入できます。
2.手数料なしで即時入金が可能
事前にインターネットバンキングの契約をしていれば、主要な口座からはクイック入金ができます。取引口座にすぐお金を送れるので、急いで売買したい場合に重宝します。さらに、GMOコインの場合、入金時の手数料が無料です。
3.スマホでもトレードや分析が可能
パソコンのブラウザ版の他、スマホアプリの「ビットレ君」なら、スマートフォンでチャート分析や取引が気軽に行えます。
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※この記事は、FX攻略.com2017年12月号の記事を転載・再編集したものです